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瑠璃のかなたに

超ド級の大災害

昨日いつものように喫茶店でデジタルレコーダーに録音した千住真理子のバイオリンが奏でるバッハの音楽を聴きながら読書をしていたらゆーらゆーらと世界がゆっくりと揺れ始めました。今、読書中のデュラント世界史は29巻の18世紀の7年戦争の行方、イギリスがフランス、スペインを押し退けて北アメリカ大陸を一手に我がものとしようとするにいたるところの記述です。世界を揺るがした世紀です。歴史の転換点の揺れ動きと現実の世界の大きな揺れ。私は揺れ始めるとほぼ同時に感じました。これはただ事ではないぞと。阪神淡路大震災の時もいきなりゴートいう地鳴りのようなものを感じて夜明けの眠りを頓挫させられたことが思い出されます。「今回のこの揺れはただ事ではないぞ」日本列島全体が揺れ動かされているに違いないという直感に恐怖の感情に支配された瞬間でした。
少なくともこのゆーらゆーらの揺れは広範囲にしても震源はさほど近くはないだろうと思われました。揺れはかなり長い間続きました。災害発生の時間は昼下がりの一時か二時頃でした。私の体感した揺れの継続時間は2、3分かもしくは5分ぐらいだったかと思われます。喫茶店の客は出口に殺到している人もいました。私は区切りの章を最後まで読んで支払いをすませ5,6百メートルの帰路をいつものように歩いて帰りました。帰宅後テレビは東北のどこかで車が次々と流され海へ墜落していく様子を映し出していました。
状況は次第に明らかになりつつあります。歴史に刻まれるべき大災害であることには議論の余地がないもののようです。
by pypiko | 2011-03-12 09:17 | その他