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瑠璃のかなたに

ワレモコウ

崇神天皇陵の土手で見つけた草花
今回の三輪山へのハイキングで崇神天皇陵の土手で見つけた草花を橋本さんに「ワレモコウ」という名前だと教えてもらいました。意味ありげな名前に興味を覚えたのは私だけではなかったようです。ひとしきり「ワレモコウ」の話題で盛り上がりました。地味な草花が私にも振り向いてと主張しているのだと全員納得の結論でした。さっそくインターネットで検索してみました。

ウィキペディアではこのようでした。
「ワレモコウ」の漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅、吾木香、我毛紅などがある。このようになったのは諸説があるが、一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたという。また、命名するときに、赤黒いこの花はなに色だろうか、と論議があり、その時みなそれぞれに茶色、こげ茶、紫などと言い張った。そのとき、選者に、どこからか「いや、私は断じて紅ですよ」と言うのが聞こえた。選者は「花が自分で言っているのだから間違いない、われも紅とする」で「我亦紅」となったという説もある。
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ワスレナグサ
事のついでに思い出されるのは「ワスレナグサ」です。
インターネットで「ワスレナグサ」を検索してみました。
ヴィキペヂアによると中世ドイツの悲恋物語に由来するそうです。
昔、騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたとき、誤って川の流れに飲まれてしまいます。
ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ、„Vergiss-mein-nicht!  “(僕を忘れないで)という言葉を残して死にました。残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、彼の最期の言葉を
花の名前にしたということです。
ちなみに英名もその直訳の forget-me-not である。日本では、1905年(明治38年)に植物学者の川上滝弥によって初めて「勿忘草」「忘れな草」と訳された。それ以外の多くの言語でも、同様の意味の名前が付けられている。
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by pypiko | 2015-04-06 12:22 | その他