NHKの朝ドラ「あさが来た」
最近、毎朝の時間帯をわずか15分とは言え束縛されるのが嫌でNHKの「朝ドラ」を見ない習慣になっていました。ところがずっと以前にNHKのやはり「朝ドラ」で20歳前半だった玉木宏が花火師を夢見て修行中の若者の役で出ていたときに、出番の少ない役柄で、演技力は未知数だったとはいえ、その存在感に引き付けられるものを感じさせられました。
というわけで今、放送中の玉木宏が出演しているNHKの朝ドラ「あさが来た」を見ることになってしまいました。
日本では幕末から明治維新にかけて、英雄、女傑が出現し、活躍しました。それぞれに壮絶な苦労話があります。
「あさが来た」は幕末から明治、大正を駆け抜けた実在の女傑広岡浅子とその夫広岡信五郎の物語です。ドラマでは前者を今井あさ、結婚後を白岡あさ、後者を白岡新次郎としてそれぞれと波瑠と玉木宏が演じています。
夫は家業の両替屋の仕事に身を入れることなく趣味の三味線に没頭し家業をかえり見ません。女は奥に引っ込んで仕事に口出しを許されません。そんな中、幼少時より強いられていた裁縫、茶の湯、生け花、琴の稽古より禁じられていた読書や勉強に強い興味をもっていたあさが世間との葛藤を乗り越えていく姿が語られていくドラマです。
今の時代ほど女性が守られている時代ではなかった時代に生きてきた70代後半の私ですが朝の苦労はまだ実感できる世代です。話の進展を毎回まちどおしく思っている今日この頃です。