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瑠璃のかなたに

正倉院展を見に行く

奈良国立博物館で第67回正倉院展がひらかれています。期間は10月24日から11月9日までです。大学時代の大阪の同窓生が11月1日から11月3日まで我が家に二泊三日の予定で訪問を受けましたので、名古屋近郷を案内した後、最後の三日目、休日の文化の日に見送りがてら奈良国立博物館の正倉院を見学することにしました。

中津川へ新蕎麦を食べに行った前日は一日中雨でしたが、この日は一転して快晴の行楽日和でした。彼女は数年前に脳血管の動脈瘤が発見され、脳の手術を受けていて身体障碍者手帳を携帯しているので正倉院展の入場料は、一般の人が1100円のところ無料でした。付添え一人も入場料は無料ということでしたので私も付添え役で無料でした。そのほかにも身体障碍者手帳があればいろいろな特典があるそうです。例えばタクシー料金は全国どこでも一割引きですし、名古屋の市バスも210円のところ100円でした。というわけで私も彼女にタクシー代をはらってもらって割引料金の半額を折半するなどその恩恵にあずかって随分得をした感がありました。

ところで正倉院展は大勢の訪問客でした。前回同じ奈良国立博物館で催された白鳳展を訪れたのはやはり休日でしたが、それほどの混雑ではありませんでしたが今回の行列の長さには驚かされました。最後尾には待ち時間60分のプラカードを持った人がたっていました。そこで、お昼ご飯を先に取ることにしました。

疲れていた私たちは奈良国立博物館の敷地内でビニールテントを張ってその中にテーブルと椅子を並べて商いをしている臨時の食堂でお弁当とお茶を注文して食事を済ませました。

食後に元気を取り戻した私たちは列の最後尾につきました。列は少し短くなっていましたがやはりプラカードには60分待ちと書かれてありました。食事の後で元気をとりもどしていたせいかそれほど苦痛に感じることもなく30分ぐらいで入館できました。帰りは京都の近くで夕食をとりました。伊勢丹の11階の和食のレストランです。

彼女とのお別れにお酒で乾杯しました。3日間の夕食はすべてお酒を欠かしませんでした。普段一人でお酒を飲む習慣のない私ですが、学生時代お酒をたしなむ女子は私と彼女だけだったのです。誤解のないように付け加えておきます。徳利一本を二人で半々のわずかな量です。久しぶりに青春に帰ったひと時を満喫できました。京都駅で友人と別れました。彼女は大阪へ私は名古屋へと向かいました。


by pypiko | 2015-11-07 10:18 | その他